藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

清水竜太郎のオフィシャルサイトです

新時代における藤沢市とは

元号が変わって、平成の30年間を振り返る特集が相次ぎました。数ある有識者の中で、異色だったのが、経済同友会の代表幹事を務めた小林喜光氏の発言です。三菱ケミカルの技術者上がりの小林氏は、平成を「日本が敗北した30年間だった」と指摘したのです。

その具体例として、企業の時価総額の上位10社に、日本企業が、7社も占めていたのに、いまや1社もないと述べています。それに比べて、国民の7割が現状に満足している実態を「今さえよければ、自分さえよければ」の思考に陥っているとして、敗北を認めた上で、「自由な発想で変革を行なうよう」叱咤激励しています。

小林氏の指摘は、日本全体だけでなく、藤沢市にもあてはまると思います。藤沢市は、「湘南のイメージ」という財産を食いつぶしながら、発展してきました。ほかの地方都市が、まちの強みを作り出すのに必死なのに対して、幸い人口も増えています。
しかし、これからの時代は、何もしないでは許されません。しっかりまちの強みを認識した上で、それを磨いていく必要があります。小林氏は、「総花主義をやめて、得意分野で勝負を仕掛ける。横並び、事なかれの風潮を変えていく」よう求めています。

藤沢の得意分野は一体何なのか。どこに勝負を仕掛けていけばよいのか。いまの藤沢市政は、まさに総花主義で、観光政策以外、強みを活かせていません。
わたしは、藤沢の価値は、海や緑など自然環境に恵まれた住環境にあり、文化芸術度が高く、教育熱心な市民性にあると考えています。藤沢駅南口に公園広場をつくることや、公教育をもっと強く、自由にすることなど、強みを意識的に展開していくことがわたしに与えられた使命だと思っています。

藤沢市が、勝利できるかどうかは今後の数年間にかかっているのです。

f:id:ryotaroshimizu:20190525073254j:plain

藤沢市でも今年度から導入された「みんちゅう シェアリン」

自転車を貸し出すのではなく、駐輪場を貸し出す新しい形態「みんちゅう シェアリン」。わたしが去年の予算委員会で提案したこの新しい取り組みが藤沢市で今年度から導入されました。

「みんちゅう」は、東京・新宿区にある会社・アイキューソフィアが始めたもので、貸し手が自宅や商店のわずかな空きスペースを登録する一方、駐輪場を利用したい借り手が予約して、使うものです。両者を会社が提供するスマートフォンのアプリが仲介する格好です。

現在、市内全体では、2万5000台分の駐輪場があり、藤沢駅周辺には、6100台を収容できる駐輪場があります。しかし、藤沢駅周辺では、それでも足りず、放置自転車も後を絶ちません。
いまのところ、鵠沼石上と橘にある店先、2か所に、合わせて8台分の駐輪場が利用できます。料金は、近隣に合わせて、1回あたり100円となっています。会社では、200台分のスペースを確保したいとして、登録の呼びかけを行なっています。

協定を結んだ藤沢市は、巡視員が違法な自転車がないか調べ、警告したり、移動や保管をします。会社は、案内の設置や、トラブルへの対応に当たります。
自動車や宿泊所が代表ですが、これからの時代、ものを買ったり、所有するのではなく、シェアする時代が本格化します。

わたしは、「みんちゅう」をいち早く取り入れた大和市を視察しました。駐輪場不足の解消は難しいものの、時代にあった試みだと実感し、提案に至りました。今回、提案が実現化し、藤沢市の担当の方々にお礼申し上げます。

みんちゅうSHARE-LIN

みんちゅうSHARE-LIN

みんちゅうSHARE-LIN

藤沢市でも今年度から導入

 

みんちゅうSHARE-LIN~予約のできる駐輪場・駐車場~

藤沢市に5例目の住民協定

藤沢市鵠沼地区の貴重な緑や景観を守るための独自ルール、「住民協定」が、新たなに成立・発効となり、この度、藤沢市のホームページにも正式に記載されました。

新しく住民協定が成立・発効となったのは、松が岡4丁目の北側を中心とした自治会「一照会」です。鵠沼地区では、自治会ごとに住民協定を定め、地区全体で緑と景観を守ろうと取り組んでいて、今回は、「鵠南みどり会」に続く5例目となります。
協定の柱となっているのが、開発事業者に対して、事前の説明を行なうよう求めている点です。協定があることで、これまでの自治会も、業者がきちんと連絡をしてきて、どのような開発を行なうのか事前に話し合いが行われています。

一照会の協定では、そのほかに、▲道路から見えるところは周辺との調和を図ることや、▲松などの木をできる限り維持し、伐採した場合も将来同じ程度の木を植えること、▲最低敷地面積は40坪=132平方メートルを目標とすること、▲建物の高さは2階までで、集合住宅も景観と調和することなどを定めています。
また協定には、社会問題化している空き家・空き地対策として、▲空き家・空き地にならないよう努力することや、▲やむを得ない場合は適切に手入れし、連絡先を明確にするよう求めています。

貴重な住環境を守るため、住民自らが立ち上がることは素晴らしいと思っています。住民協定は、自治会の会員の投票によって決まりますが、1年前に実施された投票では、投票者の83.7%が賛成しています。とくに自然環境を大事にする住宅都市としての個性に直結する取り組みだけにわたしも応援しています。

その一方、協定はあくまで独自ルールであり、法的な根拠がないという弱点があります。また最低敷地面積の条件が余りに厳しいと若い世代が住宅を購入できず、まち自体がかえって廃れてしまう可能性もあります。住民の利害と公共性がぶつかり合う問題なだけに行政の強いリーダーシップが必要だと思います。

f:id:ryotaroshimizu:20190510193442j:plain

5例目の住民協定

令和元年のふじさわ江の島花火大会の中止を発表

藤沢市・江の島周辺の恒例行事、10月の花火大会が今年は中止となることが発表されました。

これは、関係者でつくる実行委員会が決めたものです。「ふじさわ江の島花火大会」は、毎年10月、江の島周辺で開催されるもので、去年は、片瀬海岸を舞台に3000発の花火が打ち上げられ、8万5000人の人出がありました。しかし、去年は大会途中で天候が悪化し、見物客が急きょ帰り出して、一部混乱するなど課題も残っています。
今年の開催について、実行委員会では、「会場周辺の安全が十分確保することが困難と判断した」と説明しています。

具体的には、▲駅舎を改修している小田急線の片瀬江ノ島駅での客の誘導が難しいとしています。現在、駅の改札は、以前と比べて出口が狭く、自動改札機も少なくなっています。また、▲去年のケースもそうですが、小田急と江ノ電の輸送力や、会場までの限られた道のりを考えた場合、客の安全を確保するのは容易なことではありません。さらに▲警察の対応力にも限界があります。通常の花火大会では、警察の担当は交通規制が中心ですが、藤沢の場合、警備まで対応しています。特に東京オリンピックを翌年に控えて、対応が厳しい事情があります。

一方、夏の江の島周辺のイベントの一環として、8月に開かれる「納涼花火大会」については、違う実行委員会が改めて検討するということです。

ふじさわ江の島花火大会

駅舎改修中の小田急線片瀬江ノ島駅

 

GW期間中の江ノ電駅混雑に関する藤沢市と鎌倉市の対応の差

10連休中の今月3日から鎌倉市と江ノ電は、住民が優先的に駅構内に入れる取り組みを実施しています。
これは例年、大型連休中、江ノ電の混雑がひどく、駅の外まで列ができてしまうことに対応するためです。鎌倉市がこのような取り組みを行なうのは、3年連続です。
江ノ電に乗るため、列ができるのは藤沢駅も同じです。これまで2年間にわたって、わたしも独自に調べてきましたが、今年も混雑はひどいものでした。ピーク時、オーパ側から始まった列は、時計回りにつづき、JR方面からそのまま一周する形で数珠つなぎとなりました。

わたしは議会でも藤沢市に対して、鎌倉市と同じ住民優先の取り組みを行なうよう要望してきましたが、実現していません。鎌倉市が去年、行なったアンケート調査でも、取り組みを有意義だとした回答が、77.5%に上ったほか、今後も続けてほしいとした回答が93.2%に達しています。

わたしは最近、藤沢市と鎌倉市の政策実行力に大きな差を感じています。湘南鎌倉として同じような価値観をもっており、観光地としても有名なのに鎌倉市に先を越されています。顕著に表れているのが交通と環境政策です。

江ノ電の取り組みもそうですが、鎌倉市では中心街の交通渋滞を緩和しようと試験的に乗用車に課金する「ロードプライシング」事業が計画されています。もともと「パーク&ライド」にも熱心など、公共交通機関の利用促進による温暖化対策にも通じる政策を進めています。そもそも藤沢市と違って、交通問題を専門的に扱う部署があるのだから意識が違います。
さらに去年秋には、プラスチックのごみをなくすことをめざす宣言を発表し、レジ袋の削減を徹底することや、プラスチック製ストローの利用を廃止すること、そして市役所内のペットボトル飲料販売を極力減らすことをめざすとしています。
お隣の鎌倉市がブランド力を磨くのに懸命なのに対して、藤沢市は随分のん気だなと感じざるを得ません。

今回、藤沢駅で市役所の担当の方々が、調査に訪れていました。ご努力に感謝すると共に、住民優先の取り組みに参加するようお願いする次第です。

連休江ノ電藤沢駅の混雑

毎年恒例の連休中の江ノ電藤沢駅の混雑

連休中の江ノ電藤沢駅の混雑

江ノ電藤沢駅乗車待機列はJR藤沢駅方面まで伸びる

連休中の江ノ電藤沢駅の混雑

改札外へ続く江ノ電藤沢駅の行列
藤沢市議会議員 清水竜太郎
〒251-0052 藤沢市藤沢 991-19-901
© 2015 Ryotaro Shimizu All rights reserved.