藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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引きこもり支援

藤沢市社会福祉大会が市民会館で開かれ、秋田県藤里町社会福祉協議会の菊池まゆみ会長が、引きこもり支援について講演しました。

自室から外に出られないなど引きこもりは、全国で100万人いるとされていて、とくに40歳から60歳に多く、高齢化と長期化が問題となっています。
菊池会長は、引きこもりを福祉の観点から捉え、必要なのは治療ではなく、やり直しを支援することだと言います。社協の拠点施設を開放して、居場所がない人が集まれる場所として、利用を促します。
対象者を訪問する際、説得するのではなく、外出しやすくなるよう新しい情報が詰まった冊子を何度も置いていくそうです。とくに大事なのは、引きこもっていたいろんな人が利用している事実を知ってもらうことです。

一方、引きこもりの人が気にかけるのが地域の目です。このため施設では、来やすいように特定の人に関わらず、誰でも出入りするように工夫しています。
中には、都会からわざわざ訪ねる若者もいて、地元でも喜ばれているということです。

社協では、就職の支援も行なっています。権利として受講できると知って受ける人も多いそうです。菊池会長は、引きこもりの人は、就職して普通の暮らしができるようになりたいと願っていると強調します。ただ履歴書の空白期間が、足かせとなりがちです。

わたしは、日本は、性別による差別もさることながら、年齢による差別が大きい社会だと感じています。また正規労働者の権利が強いため、一度レールを外れると再雇用が厳しく、やり直しが難しい社会です。
働くことは、人間のアイデンティティにもつながります。いまの雇用体系が見直され、やり直しがきく社会に変わって欲しいです。

引きこもり支援

英語民間試験問題について

大学入学共通テストの英語の民間試験の導入が延期となりました。
文部科学大臣による「身の丈」発言も論外ですが、わたしは、塾に通う子どもと通えない子どもがいる実情を政治の問題だと捉えず放置している、いまの公教育の現状に失望しています。

延期自体は、教育の機会均等の観点から、明らかに公平さに欠けており、適切な判断だと思います。
今回の問題を考えるとまず疑問に感じるのは、国が民間試験をどうして導入しようとしているのか、その理由です。

これについて、国は、英語の読む、聞く、書く、話すの4つの技能を評価するためだと答えています。とくに書く、話すの技能が足りないので、伸ばしていく狙いがあるとしています。
これまでのいわゆる受験英語の弊害は、ずっと指摘されてきましたが、なかなか改善されず、使える英語への転換の必要性が指摘され続けています。

一連の問題をひとくくりにせず、一つずつ丁寧に解決する必要があると思います。
なぜなら、ことは日本の国際競争力に関わる問題だからです。英語試験の問題に留まらず、英語教育のあり方について、考える機会にしなければなりません。

国の目的だけを聞けば、もっともだと思います。確かに一律の試験を変えれば、教育の底上げも期待できます。そのための学校の体制強化も必要となります。
個人的には、留学の際、必須となる「TOEFL」を活用することが、国際基準にもっとも見合うと考えます。どうせ勉強するなら、世界に通用する試験を使った方が合理的です。

一方、野党は、書く、話すの技能は、各大学が個別にやればいいのであり、共通テストには、そぐわないと主張します。これももっともだと思います。
そう考えると共通テストのような統一的な試験とは、一体なんだろうという疑問にぶつかります。共通一次が始まってから、内容や活用法は変わりながら、40年が経っています。
そもそも共通一次が導入された理由は、進学率が高くなるのに従って、国公立大学の入学試験が、難問化したためだそうです。つまり、もともとは基礎学力を問うためだったのです。

もう一つ気になるのが、大学入学試験に占める英語の得点の比重です。英語が重視されてきたのは、大学の授業で英語の原書を読む必要があるからだそうです。もっともな理由に聞こえますが、現実に即していない気がします。
実際、英語が得意なだけで、合格できてしまうケースはよく聞きます。とくに理系で優秀な人材が、語学が不得手なために合格できないケースもあり、もったいないなと思います。

ただ英語教育自体は、重要であり、充実させなければならないと考えています。
実際、英語を使うグローバルな仕事に就いている人口は、2割だとされています。だからといって、英語教育は、それほど重要ではないというのは違うと思います。
ネット社会で世界中の情報が手に入るいま、英語を使って、直接、生の情報を手に入れることが、誰にとっても重要になってきているからです。それこそフェイクニュースを少しでも減らす手段です。
また子どもたちの可能性を少しでも広げる必要もあります。英語ができれば、将来の選択肢が増えます。
国会の議論も、子どもたちの将来のため、本質的な議論をして欲しいと思います。

英語試験問題

 

緑を守る「公園愛護会」

藤沢市内には、300を超える公園や緑地があります。住宅街での緑が減っている中、公園こそ緑を守る主体となっています。
こうした貴重な緑を手入れしている有志の市民が「公園愛護会」を結成して活動しています。

藤沢市公園課によりますと愛護会はおよそ160団体あり、定期的に活動しています。
主な活動は、月に一回以上の清掃と公園内の除草で、花壇をつくったり遊具などの修繕を行なう場合もあります。愛護会に対しては、ごみ袋や用具を購入するための交付金が出されます。

愛護会では、実際には毎日、活動をしている熱心な会員もいますが、全体としては高齢化による後継者不足が課題となっています。また公園の外に枝葉が長く伸びたり、落ち葉が散乱して、近所から苦情が出るなど緑の管理をめぐる課題も指摘されています。

最近の台風被害では、街路樹が倒れるなど、街路樹自体が問題となっていて、市側も管理を強化する姿勢を示しています。
藤沢市は、緑地率の目標を事実上放棄するなど、このままだと緑が減ることが避けられない状況です。公園での緑の存在がますます重要となっており、力を入れなければいけないと思っています。

公園愛護会

現代アートの普及について

アメリカ現代アートの革命児、ジャン=ミシェル・バスキアの展覧会が、東京の六本木で開かれています。
バスキアは、1980年代の現代アート界を席巻した黒人アーティストで、巨匠アンディ・ウォーホールから高く評価されていたことでも有名です。

日本でバスキアの名が知られるようになったのは、ZOZOの前社長、前澤友作氏が、123億円で作品を落札したことがきっかけです。

現代アートは、既成概念を壊す芸術であることから、万人の理解を得にくい側面があります。
美術品の市場は、アメリカやイギリス、中国で占められ、日本の存在感は希薄です。

世界の現代アート界では、作品を飾るギャラリーと著名な批評家、そして投資する収集家が一体となったチームで支援していくことが大事だと指摘されています。

日本でいくら優れたアーティストがいても、作品を評価し、買ってくれるという「価値を高める」仕組みがなければ、陽の目を見ず、結局、海外に行くしかないわけです。
藤沢市の姉妹都市、松本市出身の草間彌生氏は、その代表と言えます。

藤沢市も、文化都市としての地位を取り戻すため、藤沢市アートスペース自体がギャラリーとなって、チーム作りを進めてはどうかと考えています。

ジャン=ミシェル・バスキア

ジャン=ミシェル・バスキア

ジャン=ミシェル・バスキア

江の島の岩屋

藤沢市アートスペースで、江の島の岩屋を題材にした映像作品が展示されています。
作品は、写真や映像を中心に活躍する越中正人氏が提供したもので、岩屋に関わる人々のインタビューなどで構成されています。

岩屋には、洞窟があり、江島神社のもと、弁財天をまつる信仰の場でした。江戸時代には、江の島詣でが盛んで、大山詣と共に賑わっていたそうです。

いまは、江の島の観光名所のひとつとして、人気となっている岩屋ですが、わたしの世代にとってはあまりピンと来ないのが正直なところです。
今回の作品は、こうした疑問を解決してくれるにあまり余る内容でした。

岩屋は、1971年に崩落事故が起こり、このため、20年余り閉鎖されていたのです。その間、藤沢市に所有権が移り、1993年に再びオープンとなりました。洞窟の奥には、龍の置物が設置されています。

17分に及ぶ作品には、さまざまな理由から、この場所を訪れ祈る人々が出てきます。
作品の説明文には、「龍神は、そもそも信仰の対象としてまつられたものではないようだ。対象が変わっても、人は願うという行為をやめない」と記されています。
変わる岩屋の歴史と変わらぬ人間の姿が映し出され、とても興味深かったです。

江の島岩屋

「Artists in FAS(アーティスト・イン・エファース) 2019」 11月10日(日)まで。

江の島岩屋

江の島岩屋

藤沢市アートスペース|Fujisawa City Art Space

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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