元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢市、来年度から学校給食費値上げ

藤沢市は、来年度から小中学校の給食費を引き上げる方針を明らかにしました。小学校では、いまより400円高い月額4500円にするほか、選択式の中学校では、30円高い330円にしたい考えです。

文部科学省の基準により、食品別に摂取基準量や栄養価が定められています。藤沢市では、質の部分にもこだわって、国産のみならず、地元藤沢産の食材を多く使ってきました。ところが、野菜や果物の価格が高騰しているほか、食肉や魚も高くなっています。藤沢市では、サケの塩焼きをシシャモの干物に変えるなど工夫してきましたが、限界に来ているとしています。県内では、横浜市や川崎などが値上げに踏み切っています。
保護者を含めた検討委員会では、質の部分を維持してほしいという意見が出されたということで、来月、保護者向けのアンケート調査を実施した上で、決定したい考えです。

藤沢市はまた、デリバリー方式で提供している中学校給食について、今年度の片瀬に続いて、来年度から、▲藤ヶ岡、▲村岡、そして▲羽鳥の3校で実施したい考えです。
これまで北部を中心に12校で実施していて、来年度中に19校すべてで実施したいとしています。

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海洋プラ問題

お隣、鎌倉市の海岸に打ち上げられたクジラの赤ちゃんのお腹から、プラスチックが見つかったそうです。
クジラの赤ちゃんは、母乳しか飲まないそうで、いかにプラスチックが海に漂流しているか分かります。実際、日本近くの太平洋には、大量のプラスチックが漂流していることが、研究者の調査で分かっています。

ペットボトルなどのプラスチックは、細かいマイクロプラスチックになり、魚の体内に入ります。マイクロプラスチックには、有害物資が付きやすいため、魚を食べる人間にも影響が懸念されています。
海岸ではプラスチックを使わないよう民間や自治体で、ストローを替える動きが広がっています。

藤沢市でも、回収したペットボトルやプラスチック製のもの は、すべてリサイクルしています。ただ埋め立てたり、燃やすより、コストがかかります。お店のレジ袋も有料化が進んでいますが、藤沢市の回収量は、少しずつ増えています。
わたしもペットボトル飲料ばかり飲んでいて、気付けばペットボトルの山ができています。せめて紙パックの飲み物を買うよう心掛けたいと思っています。

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敬老パスの実情

一定の料金を払えば、バスなどが自由に乗れる敬老パスの仕組みを改善しようという試みが広がっています。

大阪市では、70歳以上は完全に無料だった制度を改め、年間3000円の負担を求めていましたが、先月から一回の乗車につき、50円の負担を求める方式に変えました。川崎市も、70歳以上は、▲大人料金の半額を支払う「ワンコイン方式」か、▲例えば3か月間の場合は3000円でフリーパスを購入する「定期券方式」を選びます。いずれも利用制限がないのが特徴です。

一方、札幌市では、70歳以上を対象に制限付きの敬老パスを導入しています。いわゆる「プリペイドカード方式」です。購入できる金額は7段階に分かれていて、最も少ない場合は、1000円の負担で1万円分の乗車、最も大きい場合は、1万7000円の負担で7万円分の乗車ができます。

大阪市も札幌市も、いずれもICカードを採用しています。大量の情報を記録できることから、お年寄りの利用状況を把握することができ、運用面での改善に活かすことができます。藤沢市も、札幌市と同じように制限が付いた方式でサービスを実施していましたが8年前に廃止されました。

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敬老パス

横浜市や東京都では、お年寄りがパスを提示してバスに乗る光景を目にします。ところがサービスを評価する声が多い中で、深刻な問題を抱えています。

横浜市が発行する「敬老パス」は、70歳以上が対象で、市営のバスや地下鉄だけでなく、江ノ電や神奈中など合わせて11の民間のバスも利用できるサービスです。対象者の半数以上の37万人が交付を受けています。
利用者の負担は、所得に応じて異なりますが、年間2万円余りから1万円などとなっています。ところが財政負担は重く、100億円を超える事業費のうち、8割を市が負担しています。

東京都の「シルバーパス」も同じような制度です。対象は70歳以上で、都営の地下鉄やバス、それに民間のバスなどが利用できます。費用は、基本2万510円に設定されていますが、98万人に交付されています。ここでも財政負担は重く、170億円余りがバス協会に支払われています。

東京都では、サービスの意義を尊重しつつ、持続可能な制度にするため、どう改善すべきか検討していて、大規模な調査を実施する予定です。高齢化が進む中、財政負担の議論を抜きにサービス維持は難しい状態です。

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銀座ソニーパーク

東京・銀座の目抜き通りに面した新しい公園「銀座ソニーパーク」が先月、オープンしました。

ソニーパークは、銀座の街を象徴する建物の一つだった「ソニービル」を解体して建てられたもので、2020年までの暫定的な公園となります。ソニーでは、銀座の中の開かれた公共スペースを目指してきましたが、今回、一時利用ですが、銀座に少ない公園を一等地に作る試みを行なったものです。

700平方メートルの土地に珍しい植物が敷き詰められていて、大都会の中のオアシス的な存在となっています。地上でも水槽を展示するなどのイベントが開かれていますが、実は地下が4階もあって、飲食店やローラースケート場など人々が楽しめる空間となっています。

今回の取り組みのカギは、やはり大都会の一等地に公園を作ったことです。わたしは藤沢駅南口に大規模な公園広場を作りたいと考えています。画一的な大量消費の時代から、個人や自然を大切にする時代への転換です。ソニーパークは、先駆け的な取り組みとして注目しています。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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