藤沢の片瀬海岸と鵠沼海岸は、1日から海開きとなりました。激しい雨が降る中、式典が行なわれ、私も出席しました。式典では、今年の海の安全を祈願した後、海開きを祝うくす玉が割られました。
昨今は、海水浴場でのマナーの悪化が問題となっていて、藤沢の海水浴場組合や藤沢市などで作る協議会は、正式にルールを決めました。誰もが安心・安全に快適に過ごせる海水浴場を目指して、浜辺に設置された店舗、海の家について、▲営業は午後8時半までとする、▲大音量の音楽を流すクラブのような形の営業を禁止する、▲従業員の刺青は露出を禁じる、としています。また海水浴客に対しては、▲節度のある飲酒のほか、▲刺青の露出制限、▲迷惑行為の禁止を求めていて、こうしたルールを守るためパトロールを行なうと定めています。
もともとマナーの強化は、藤沢の海水浴場が最初に打ち出したものの、今では隣の鎌倉や逗子の方が、条例に基づいた強いルールで対応してきています。近隣の海水浴場同士で、イタチごっことなっているこの問題、海水浴場のあり方、そして近隣住民との関係を見直す機会となっています。いまのルールで十分なのか、改めて問われることになります。
