藤沢市の総合防災訓練が石川の防災訓練センターで行なわれました。訓練には市の各部局をはじめ、消防や警察、自衛隊、それにボランティア団体など合わせて５００人余りが参加しました。訓練はマグニチュード８．７の大地震が発生したという想定で行なわれ、災害対策本部が設置されました。本部は、神奈川県に対して自衛隊の派遣要請を行ないました。つづいて消防が、３か所に設置された防災カメラを使って収集した被害状況を防災無線を通して報告しました。
そして消防団が、火災による熱線から住民を守るため、放水を行ないました。
また、がれきに囲まれた現場では、指揮本部が作られ、消防や警察などが、がれきの下に被災者がいないか救助犬を使って確認しました。さらに災害弱者の搬送が行なわれたほか、救護所やボランティアセンターが開設されました。実際の災害では、想定外の出来事が起こるものですが、行政だけでなく、民間やボランティアが、一堂に会した大掛かりな訓練だっただけに有意義だったと思います。
