母校である藤沢市立鵠沼中学校の公開授業を見学しました。このうち「ヨーロッパの統合」について学ぶ社会科の授業では、生徒がヨーロッパに旅行するという設定で始まりました。スライドでは各国の観光名所など様々な写真を使って教師の方が説明します。そしてイギリスやスペインなどに入国する際に、それぞれの国の入国カードを記入していきます。この後、教師は、ＥＵの誕生によってこうした煩雑な手続きは無くなり、国境を超えた移動が簡単になったことを教えていました。
「鵠沼と文学」と題した国語の授業では、夏休みに調べたリポートを班ごとに生徒が発表しました。発表者以外の生徒は、良かった点と悪かった点を書き出したり、班長がまとめ役をします。特別支援学級の授業でも、鵠沼の野菜について調べたことを発表しました。
全体を通じて、各教師が分かりやすい授業を目指して工夫していることが分かりました。鵠沼中では、思いやりの心を育むことを目標に見聞きし、感じ、気付く力をつけようと取り組んでいます。特に相手の話をじっくりと聞く姿勢が教師や生徒によく見られました。主張も大事ですが、相手を理解するための一歩であるだけに勉強になりました。
