母校である藤沢市立鵠洋小学校の運動会を見学しました。私たちの年代と同じく、かけっこなどお馴染みの種目は健在でしたが、応援合戦などパフォーマンス的な種目も目を引きました。中でも、小さな太鼓を叩きながら踊る沖縄の伝統芸能、エイサーが披露されたのには驚きました。
エイサーは、本土の盆踊りに当たるもので、太鼓、三線、そして掛け声のリズムが一体となる踊りです。沖縄では、各地域の青年会を中心に、旧盆の夜に通りを踊りながら練り歩きます。これが「道ジュネー」です。
踊りの主役は、小さな太鼓を叩きながら踊る「締め太鼓」で、その一糸乱れぬダイナミックな演技は、見るものを高揚させます。女子も「イナグモーイ」と呼ばれる女踊りで参加します。忘れてはならないのが、「チョンダラー」です。「チョンダラー」は、奇抜な格好をしたいわゆる道化役で、エイサーの列の周りでおかしな動きをして、盛り上げます。
沖縄市では毎年、全島から集まった青年会によるエイサー大会が開かれています。その迫力を忘れることはできません。
鵠洋小学校では、子どもたちは、授業時間を利用して、エイサーの練習に励んできました。多様な伝統文化を学ぶ機会にもなったようで、とても心強く感じました。
