元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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駅前広場

これまで駅前広場と言えば、単に交通を処理する空間に終始して、人間や環境は後回しにされてきました。
藤沢駅の北口は、地上部分がバスロータリーとして占拠されています。二階のデッキは、イベントなどに活用されていますが、市民がくつろぐ場所までにはなっておらず、改修が予定されています。南口は、北半分が交通処理に当てられ、南半分には樹木が立ち並んでいます。せっかく広い空間があるのにもったいない話です。

二階のデッキの活用例として、専門家の中で知られている、さいたま市の「けやき広場」は、JRさいたま新都心駅前にあります。広場の最大の特徴が、220本に及ぶけやきの木が一面に広がっていることです。オープンから16年が経ちますが、「さいたまスーパーアリーナ」など巨大な建造物に囲まれる中でも、人々が立ち止まる場所となっています。広場は、埼玉県など第三セクターが運営していて、一階などは、商業施設やバスロータリーとなっています。鉄道からほかの交通手段へのアクセスを確保しつつ、緑を大切にする空間を十分備えています。

広場は、もともとイタリアの都市国家で発達したそうです。そこでは、市民が集い、演説が行なわれました。近代になって、鉄道の駅を中心に人々が集うようになり、駅前広場は、ますます交通広場としての性格を強めます。そこで18年前、当時の建設省は、「駅前広場は都市空間の一つという認識の下で考える」「画一性を避け、自由な発想による計画が作る」よう指針を出しました。ところが都市部ではどこの駅を降りても同じ風景になってしまっています。今こそ単なる利便性を超えた活用方法が求められています。人間と環境こそが優先される広場に変えたいと思っています。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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