藤沢市は、小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅周辺の再整備について、住民説明会を開き、再整備の考え方を伝えました。
藤沢市は、駅前の広場について、緑を植えたり、休憩所を作るとしています。そして広場への車両の通行について、規制を強めたい考えを説明しました。広場は、かつて起きた事件を受けて、交通が制限されています。
これに対して、住民側から「週末を中心に県外からの車両が多く、生活道路が混雑している。週末は歩行者天国にしてほしい」という意見が出ました。
その一方で、「広場への出入りをさらに規制されれば、地元住民は、大通りに出る方法が限られてしまう。緊急性を含めて、全体の交通を考えてほしい」という意見も出ました。
また小田急電鉄が、駅舎の建て替えを検討していることについて、保存を求める声が出る一方、北西側にも改札口を作ってほしい、これまでの枠にとらわれない建物にしてほしいという意見もありました。
再整備は、事実上、オリンピック開催を踏まえたものと言えますが、参加者からは、オリンピックより、生活を大切に考えてもらいたいという雰囲気が強いように感じました。