Eテレで、俳優の香川照之氏が、カマキリのぬいぐるみを着て、昆虫を探す番組が話題となりました。大の大人が昆虫に夢中になる姿が、学ぶことの根っこが何たるかを教えてくれたと評判となりました。
昆虫好きの解剖学者、養老孟司氏は、自然の中に飛び込むことの重要性を強調しています。現代人は頭でっかちで、すべてのものに意味があると考えているが、自然には意味のないものが溢れている、子どもにとって大事なのは、外に出て五感を磨くことだと説きます。
教育論について積極的に発言している堀江貴文氏は、学びとは没頭する力だと指摘しています。いまの学校は、国家にとって都合の良い人物を作り上げるための養成機関だと批判した上で、ネットが発達した結果、人と同じことをやる必要性はなくなったと言い切ります。そして、自分のやりたいことを我慢せず、追求するよう行動を促しています。
何のために学校に行くのか、根本的な問いかけです。学校のやり方をいきなり変えるのは、難しいかもしれませんが、例えば、小学校で自分の好きなことを1年間かけて調べて、様々な形で発表してもらう試みも面白いと思っています。その際、学校行事の一つ、修学旅行の代わりに各自が現地調査を行なうのも一案だと思っています。
