藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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表現の自由と不自由

愛知県で開かれている国際芸術祭、あいちトリエンナーレで、表現の不自由と題された展示コーナーが中止となりました。
大村知事はテロ予告があり、安全が保たれなくなったためだと説明しています。

今回の問題を聞いて思い出すのが、公共政策の大学院でも取り上げられる有名な事例です。
ニューヨークのブルックリン美術館で20年前、ある展示が、問題となりました。その作品は、聖母マリアを表現したものでしたが、マリアが黒人で、一部の材料として、象の糞が使われていたのです。
これに激怒したのが当時のジュリアーニ市長です。ジュリアーニ市長は、展示をやめなければ補助金の支給を取りやめると宣言したのです。
これに対して、ブルックリン美術館は、憲法の定める表現の自由を盾に抵抗し、展示をつづけました。この問題は、裁判に発展し、連邦地裁は、美術館側の主張を認める判断を下しています。
市長にとっては、翌年に迫った上院議員選挙を意識したカトリック教徒向けの発言だったとする見方もあります。

愛知県の件について、わたしも地方自治に関わる身として、藤沢市での芸術祭の開催を提起している者として、大村知事の判断は理解できるところです。表現の自由は、もちろん守らなければなりませんし、脅迫など論外です。しかしながら、観客や関係者の安全は、第一に考えなければなりません。
今回の問題は、公共政策のかっこうの題材として、世界の大学院で、将来、議論されるかもしれません。

トム・サックス展

東京で開かれた現代アート、トム・サックス展
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