9月議会では、介護保険における介護認定の遅れについて質問しました。
介護保険では、申請から介護のレベルが決まる認定まで30日以内で行うよう定めていますが、藤沢市では去年8月から今年7月までの一年間で30日間を超えた件数は、1万6255件に達することが判りました。
しかし介護の現場が困る事態になる本当の問題は、更新の際、保険証の有効期限までに認定が間に合わないケースです。なぜなら、期限を過ぎてしまうとサービスの内容をちゃんと決められないからです。
例えば、サービスをそのまま受けてしまうと、あとでレベルが変わったとき、例えば下がってしまったときは、余分なサービスを受けたとして自己負担が生じます。
藤沢市は、期限までに認定を出せなかった件数が7186件で、申請から認定までかかる平均日数も66.3日であることを明らかにしました。
藤沢市では、「有効期間の制度改正による申請の急増に対応できなかった」としたうえで、レベルが変わった場合は、保険が適用できないケースもあるなど「課題として認識」していると答えています。
今後の対策については、いまも審査会を増やしたり、ケアマネージャーへの説明を行っているが、審査会の事務の効率化や体制の充実に努めるなど遅れを減らしたいとしています。
これに対して、わたしは、いまの事態は異常であり、いまの市政にはこの仕事は、何が何でも自分が成し遂げるんだというオーナーシップが足りないと指摘しました。またこうした事態はを市民全体に知らせないのは、情報公開の観点からもおかしいと批判しました。
今回の内容が、朝日新聞と読売新聞、神奈川新聞の湘南版、そしてタウンニュース紙に取り上げられましたのでご報告します。
