元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢市議会史の必要性

藤沢市議会は、30年分の歴史を記した議会史をつくります。
新たな議会史をつくるには、過去の事例から4年間で1億7000万円かかる見込みです。専門家に依頼して、編さんするためで、資料の収集や専門の部屋が必要になるとしています。費用が高い点は抑えていく考えです。

議会史には、予算計上が必要になります。議会史の必要性は、考えが似かよった会派で話し合った結果を委員会で出し合って決めます。

わたしは、議会での発言は、議事録で確認できるし、金額を考えると費用対効果が薄いのではないかと意見しました。すると次のような反論がありました。
「いまほど公文書のあり方が問われているときはない。歴史というものは、たとえ利用者が少なくても、しっかり系統立てて記録し、残さなければならない」。
議会の存在を重んじるなら、その歴史も重んじる必要があるでしょう。費用がかかり過ぎだとは思いますが、自分の考えが、やや短視眼的だったと思いました。
以前の議会史を見てみると教科書に似ていて、各時代で重要なテーマが選び出されて文章化されています。

歴史学者の磯田道史氏は、古本屋で貴重な古文書を見つけ、歴史を紐解くと話します。
わたしたちは、日々の生活に追われ、とても歴史を刻んでいる感覚をもてません。しかし、いまの時代も歴史として刻まれています。

今年の日本社会は、去年に増して、議会制民主主義が軽視され、情報公開が後退し、公文書がないがしろにされた一年だったように思います。もう少し歴史を意識しながら、公務に励みたいと思います。

新年がお一人一人にとって、すばらしい一年になりますように。

藤沢市議会史

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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