元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

清水竜太郎のオフィシャルサイトです

老朽化する下水道管

いま全国的に水道管の老朽化が大問題となっています。水道事業の民営化が叫ばれているのもその一環です。
藤沢市の現状も同じです。藤沢市の場合、上下水道で所管が分かれています。上水道は神奈川県、下水道は藤沢市となっています。

下水道は、家庭や工場から排水された汚水を集めてポンプで下水処理場に送り、きれいにされて川や海に流されます。
方法は2種類あって、藤沢市南部から北西部では、ひとつの下水道管に汚水と雨水をいっしょに流す合流式と、北部から北東部では、汚水と雨水を別々の管で流す分流式です。

普及率は95%で、下水道管の長さは1500キロに達します。ところが、普及は高度成長期に一挙に進んだことから、老朽化も一挙に進んでいて、どのように改修していくかが問題となっています。

30年以上経過している下水道管は430キロに及んでいて、下水道管が壊れて道路自体が陥没するケースが年間70件起きています。

藤沢市では、改修計画を練っています。改修の方法は、▲下水道管自体を取り替える方法のほか、▲下水道管の位置が深い場合、内側に新しい管を巻きつける方法があります。
また、▲老朽化はまだ進んでいないものの、地震に備えて、マンホールとの接続部分だけ強化する方法があります。

下水道管は、辻堂と大清水にある処理場に向かって、勾配がつけられて、流れるようになっています。処理場近くほど木の幹のように太く、周辺ほど枝のように細く分布しています。
藤沢市では、こうした土地の事情を踏まえて、適切な改修方法を取り入れながら、計画づくりを進めています。

ただ改修には、巨額の費用がかかる見込みです。将来的な人口の減少を考えれば、改修どころか、維持管理さえ、難しくなっており、市民の理解も必要となってきます。

老朽化する下水道管

藤沢市議会議員 清水竜太郎
〒251-0052 藤沢市藤沢 991-19-901
© 2015 Ryotaro Shimizu All rights reserved.