新型コロナウイルスの感染が拡大する中、検査体制そのものがひっ迫しており、体制の強化が急務となっています。
このため、神奈川県は、各自治体が地域の医師会と連携する形で、検査場をつくる方針を明らかにしました。
これについて黒岩知事は、「20か所くらい」設置したいと話しました。一か所目は、横須賀市につくられます。
いわゆるPCR検査の仕組みですが、保健所の相談センターに電話して必要と判断されれば指定された病院の外来で検査します。ここで検体を採取して、検体は別の研究所などに送られて陽性か陰性か判るわけです。
今はこの相談センターおよび外来の業務がひっ迫していて、検査が追いつかず、診断されずに放置されている人が多いとみられています。
体制の強化については、厚生労働省も問題視していて、検査場の設置について通知を出しています。
東京都医師会も動き出します。地域の医師に協力してもらって、「PCRセンター」と呼ばれる検査場をつくると発表しました。
ユニークなのは、検査の必要性を判断するのが、保健所ではなく、かかりつけ医である点です。
藤沢市も感染が拡大していて、感染は45人に上っています。保健所政令市として、率先して保健所や病院の負担を減らさなければなりません。
自分が感染しているのではないかと不安に思っている市民に早く対処するためにも、設置を訴えて参ります。