新型コロナウイルスの感染を防ぐため、休業などに協力している中小企業に対して、藤沢市は協力金を支給することになりました。
神奈川県は休業や営業時間の短縮を要請していて、協力している事業者の経営が苦しくなっています。
神奈川県は、中小企業や個人事業主を対象に一律10万円の支給を発表しています。家賃補助を加えると最大30万円の支援です。
藤沢市は、これに上乗せする形で支援します。
対象となるのは、▲休業に協力する遊興施設や商業施設のほか、
▲休業あるいは時間を短縮している飲食店です。
藤沢市の支援は、10万円から50万円となっていて、神奈川県の分を合わせると20万円から60万円になります。
具体的には、▲みずから店舗を所有している場合は合わせて20万円、▲1か所借りている場合は合わせて40万円、▲複数借りている場合は合わせて60万円となります。
藤沢市は、およそ5000事業者を想定していて、費用は10億7000万円を見込んでいます。
申請は来月中旬からを予定しています。
藤沢市はまた緊急雇用対策として、非常勤職員を30人募集します。市内に住んでいて、新型コロナウイルスの影響で内定を取り消されたり、仕事を失った方が対象です。
受付は4月23日から来月8日までです。
私がかつて経済ニュースを担当していたとき、大規模かつ迅速な財政政策が、いかにリーマンショックの克服に役立ったか目の当たりにしました。
わたしは健全な財政運営が大事だと考えていますが、それもこういう危機に対応するためです。
経済格差も開く中、分断を避けるためにもここぞという支援を求めていきます。
