元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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地震への備え

福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、藤沢市でも震度4の揺れを観測しました。市内では被害はなかったということですが、改めて地震への備えが重要であることを思い知らされました。

地震は大きく2つに分かれます。阪神大震災は、内陸の断層がずれた「直下型」の地震でした。建物が倒壊し、火災で町が焼失しました。

こうした地震は、震源が浅く、規模が小さくても被害は甚大です。東日本大震災は、阪神大震災での経験を胸に赴いただけに余りの違いに衝撃を受けました。

屋根を青いシートで被う家はあったものの、倒壊した建物を見かけることはありませんでした。しかし、海岸に近い町は一変していました。すべてが津波で流されていたのです。

今回の地震は、震源が55キロと深く、津波が発生しなかったと指摘されています。プレートがぶつかり合うことで生じる「海溝型」の地震では、津波の発生が懸念され、広範囲で揺れが起きます。

このように地震は種類によって、想定される被害も違いますし、揺れ方も違ってきます。被害を完全に防ぐことができなくても、準備次第で最小限に抑えることができます。

想定される首都直下地震のように、「直下型」への対策として、とにかく耐震化の促進を訴えています。藤沢市の木造戸建て住宅の耐震化率は81.2%にとどまっています。

耐震基準が強化された1981年5月以前の建物は、耐震化が必要です。藤沢市は、耐震性の診断および工事に対して一部を補助していますが、利用は低調です。藤沢市では、ダイレクトメールを送るなど呼びかけを行なっています。

「海溝型」は津波対策です。藤沢市は、民間の建物と協力して、津波避難ビルを指定していて、134か所に上っています。ただ近くに避難先がない「空白地」があるだけに、地下型避難シェルターの建設、およびカプセル型避難艇の設置を提案しています。

被害の形は、見方を変えれば、限られています。前もって的確なクサビを打っておけば、命を守れるはずです。

地震対策

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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