元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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藤沢市は転入超過で全国12位に浮上

総務省の人口動向報告によりますと去年、転入超過・転入から転出を引いた人数で、藤沢市は全国で12位となり、前の年より3つ順位を上げました。藤沢市は3244人で、前の年より278人増えています。

コロナ危機で都会から郊外に移る人が増えていると言われます。2位の東京23区については、相変わらず転入が多く、1万3000人余りの転入超過となっています。ただ、前の年の6万4000人余りと比べて、大幅に減っていて、影響の大きさを物語っています。

東京23区を抜いてトップとなったのは、大阪市の1万6800人余りです。上位20市に絞って、首都圏をみてみますと▲3位は横浜市の1万2400人余り、▲4位はさいたま市の1万900人余り、▲7位が川崎市の5500人余り、▲8位が千葉市の4700人余り、▲18位が相模原市の2300人余りと政令指定都市が連なっています。

このうち、コロナ危機前のおととしと比べて、首都圏で増加したのが横浜市と千葉市、それに相模原市です。とくに相模原市は、32位から大きく順位を上げました。

藤沢市と同じように首都圏の政令指定都市以外で、転入超過となっているのは、▲9位の千葉県流山市と▲10位の茨城県つくば市の4000人余り、▲11位の千葉県柏市の3600人余り、▲15位の千葉県船橋市の2800人余り、▲16位の千葉県八千代市の2400人余り、▲20位の大和市の1800人余りです。

このうち前の年より増加したのは、つくば市と藤沢市、それに八千代市だけです。とくに八千代市は、人口が藤沢市の半分なのに、1300人余り増えていて、38位から躍進しています。

つくば市は、藤沢市と同じく、東京から50キロ圏の都市で、人口は24万人ほどです。科学技術の研究機関が集まる学園都市として知られ、市も「世界のあしたが見えるまち」の実現を掲げています。

八千代市は、東京や千葉市に近いのに、緑にあふれた環境のよさが売りです。もともと団地が発達したベッドタウンで、市も「快適な生活環境と安らぎに満ちた都市」を目指すとしています。

まちの価値は、自然環境やインフラなどなかなか変えられない絶対的価値と、行政サービスなど政策次第ですぐマネできる相対的価値に分かれると思います。

やはり絶対的価値を磨き上げることが大切です。藤沢市が人気なのは、いわゆる湘南ブランド、何となくいいイメージの賜物です。観光政策は明確ですが、それ以外は漠然としていて、せっかくの絶対的価値を生かし切れていないと感じます。

市の目指すまちは、「郷土愛あふれる藤沢、松風に人の和うるわし湘南の元気都市」となっています。
経営では、企業の中核が何かを精査した上で、その強みを活かす戦略を練り上げるのが基本です。何となくいいままでは、将来が心配されます。

転入超過

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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