藤沢市民会館などで、産業フェスタが開かれ、産業の振興を図るため、100を超える企業や団体が参加しました。
注目の一つが、高齢者向け生活支援ロボットです。会場では、横浜市に本社を置くソフト会社が開発したロボット・PALROが展示されました。体長が40センチのこのロボットは、口の部分に搭載されたカメラを通して、利用者の顔を認識し、会話をすることができます。会社は、藤沢市の協力を得て市内にある高齢者施設で実証実験を重ねて、改良をしてきました。このため、通常の会話だけでなく、相手の健康状態や昔話にも対応できます。さらに体操やダンスも得意で、模範となって動きます。
こうした対話を通じて、前向きな気持ちが高まることが確認されており、認知症の予防にも役立つのではないかと期待されています。
本来ならば家族やご近所が果たすべき役割なのかもしれません。しかし超高齢化社会を迎えるいま、ロボットという選択肢も無視できないものになっています。次回は、違うロボットについてリポートしたいと思います。