普天間基地の辺野古移設に反対する現地からの報告会が東京で開かれました。報告を行なったのが、宜野湾市の伊波洋一元市長でした。
伊波氏は、2010年の沖縄県知事選挙に県内移設反対を訴えて、立候補しましたが、現職の仲井真前知事に敗れました。仲井真氏が、県外への移設を掲げたことで、基地問題が争点にならなかったと指摘されています。
その後、仲井真氏は、国の埋め立て申請を承認することになります。批判が高まる中、仲井真氏を支えてきた今の翁長知事が、これまでの主張を百八十度変えて、超党派的な立場から選挙に挑み、勝利しました。
沖縄県民は、自ら基地を受け入れたことは一度もありません。日米同盟が重要だからこそ、全国的な問題として捉える必要があります。
ただ前々回の選挙で、伊波氏が選ばれていたら、埋め立て自体、進まなかったはずです。伊波氏の姿を見て、残念な気持ちになりました。
