来月、辻堂駅北口に若手芸術家の拠点、藤沢市アートスペースがオープンするのを記念して、展覧会の企画や運営に当たる専門家や地元出身の芸術家らが参加した意見交換会が開かれました。この中で現代アートの先進例として、横浜市のみなとみらい地区でホテルの建物に巨大な昆虫のバルーンを展示したり、ショッピングモールの中にプールの飛び込み台を再現したイベントや、栃木県を走る地方路線の駅や使われなくなった工場を使って若手芸術家が美術展を開いた例が紹介されました。
そして藤沢市アートスペースの今後のあり方について、「制作の場が足りないので助かるが、使いやすさが重要だ」「スタッフは徹夜も辞さずに最後の最後まで凝って制作する」「市民や専門家による検証を経ながら、アートスペースならではの信用を確立することが肝要だ」「活動を支える組織側でも人材の育成が大事だ」などの意見が出されました。