藤沢市が優先して整備する都市計画道路として位置づけたのが、▲本藤沢から善行坂の280メートル、▲長後を走る小田急線を東西にまたぐ860メートル、そして▲鵠沼橘から本鵠沼を東西に結ぶ1100メートルの3か所です。前の2か所は、歩行者にとって利便性が向上すると評価されています。これに対して3つ目の路線名、鵠沼奥田線は、防災面での役割が期待されています。
鵠沼奥田線が計画されている地域には、思い入れがあります。一時期、石上から鵠沼小学校に通っていたからです。地図を見ますと道路は、屋根の上を貫いています。予定されている土地は、閑静な住宅地です。東は橘通りまで道路が出来ており、西は藤沢警察署近くの一部の土地が取得されます。他と比べてまだ整備されていない区間が短いのは確かです。そして何より、道路が狭い鵠沼地区が抱える防災上の問題は理解できます。しかしながら、真ん中にある住宅地の買収は厳しいと言わざるを得ない状況です。