神奈川県が整備を進めている都市計画道路、横浜藤沢線。港南区にある環状2号線から藤沢市鵠沼海岸の国道134号線までを結ぶ全長14キロで、そのうち4割は整備されていません。藤沢市内の全長は、5点7キロで、このうち鎌倉市から柄沢を通って、川名にある県道にぶつかる北側の2点7キロは整備されていますが、川名から片瀬を通って、鵠沼海岸に抜ける南側の3キロは整備されていません。
藤沢市は、整備が進めば、南北を走る国道467号線の藤沢駅周辺の渋滞が1割緩和されると想定しています。広域的な交通網を作るうえで1957年に都市計画決定された道路であり、災害時の緊急道路にもなる必要不可欠な道路だと答えています。しかし、川名緑地を守るため、川名緑地から片瀬山の区間については、地上ではなく、道路を地下に通す方向で、都市計画決定の変更をめざしています。片瀬山地区の住民の反対が根強いことも影響しているとみられます。