茅ヶ崎市の海岸近くに広がる茅ヶ崎ゴルフ場。広さは19万平方メートル、半世紀を越えて名門ゴルフ場として地域に愛されてきました。ところが今、経営が厳しくなり、今後の活用方法が問題となっています。先月、広域避難場所としての役割を維持するよう求める市民グループが、意見交換会を開きました。
この中で、ゴルフ場の緑と環境を守って欲しい、8万人を収容できる避難場所は重要だ、子どもやお年寄りをターゲットとした運動施設にしたらどうか、公園を作って市民に開放すべきだなどの意見が出されました。ゴルフ場の土地は神奈川県が6割保有しています。土地の利用方法については、不動産など21の会社が、ゴルフ場の継続のほか、商業施設や複合施設の整備を提案しています。基本方針は今月中に策定される予定です。湘南海岸を形作る事業となるだけに隣である藤沢市にとっても注目されます。