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米メジャーリーグにおける組織経営論とオバマ大統領

野球ネタをお許しください。米メジャーリーグは、リーグ優勝決定シリーズを迎えます。わたしの愛するメッツは、ドジャースを破って9年ぶりの進出を果たしました。弱小チームを応援する身として、お気に入りのチームが活躍するとこんなにも一年間が楽しいのかと感じています。

チームスポーツの醍醐味は、組織経営論にあります。今年のメッツは、4人の若手投手が育ったことが躍進のきっかけです。かつてのトム・シーバー、ドワイト・グッデン以来の投手王国の復活です。打撃も強打者は少なく、あくまでつなぐ野球に徹しています。メッツは、ヤンキースに匹敵する金満チームでしたが、いつも失敗していました。それがオーナーが巨額詐欺事件に巻き込まれて、おカネが使えなくなり、生え抜きの育成に力を入れたのです。また日本の野球を知るコリンズ監督の采配も見逃せません。

対するシカゴ・カブスも12年ぶりの進出です。前回は、ファウルボールの捕獲寸前に観客がボールを捕ってしまい、敗れた因縁があります。

今回の進出を祝って、オバマ大統領が祝電のツイートを発表しました。「ホワイトソックスのファンも応援している」。ニューヨークと同じく、シカゴも二つのチームが本拠を構えています。しかしその性格はかなり異なります。北部の閑静な住宅地はカブス、南部の貧しい地区はホワイトソックスを応援します。かつて南部の「サウスサイド」で、地域活動家として活躍したオバマ大統領は、ホワイトソックスのファンです。それには理由があります。ハワイ出身のオバマ大統領は、いまでも黒人らしくないという批判を受けています。それがオバマ大統領の強みでもありますが、ホワイトソックスを応援することが、こうした批判をかわすことになるのです。

球団社長は、かつてレッドソックスを世界一に導いたエプスタイン氏です。両チームの再建の理由はまさにフロントの経営手腕です。今はただメッツのワールドシリーズ進出を祈っています。

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