元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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アメリカ大統領選挙

私のようなアメリカ大統領選挙マニアにとって、今年は注目の年ですが、何だか様子が違います。8年前の雪辱に燃える民主党のクリントン前国務長官は、着実に支持を固めています。大統領候補の指名を受けるのは、ほぼ確実な情勢です。

これに対して、共和党の指名争いは予想外の展開です。「お前はクビだ!」の決め台詞で人気者になった不動産王、ドナルド•トランプ氏の勢いが止まりません。

ABCニュースの調査によりますとトランプ氏は、率直さ、変化を起こせる、強いリーダーシップなどの分野で、他の共和党候補を圧倒しています。
その一方で、クリントン氏と比べて、大統領になれば心配だという回答も高くなっています。

本選挙がこの二人の争いになれば、▲クリントン氏への支持が50%、▲トランプ氏は44%にとどまっています。また共和党内で、トランプ氏が支持を広げているのに、本選挙での両者の差は、前回調査より広がっています。過激な候補は、本選挙では嫌われる傾向があり、このままですと1964年に、当時のジョンソン大統領に大差で敗れたゴールドウォーター氏の二の舞になり兼ねません。

調査では、争点についても聞いています。経済が最大で、テロが続いています。アメリカの景気は上向いており、クリントン氏は、国務長官の経験がある上、防衛政策ではオバマ大統領よりも強い対応で臨むと見られます。

アメリカでは、リベラル派と保守派の対立が激しくなっています。党内右派に愛想をつかしたベイナー下院議長が辞任したほどです。ただ若手候補として名乗りを挙げている保守系団体のお気に入り、ルビオとクルーズ上院議員は、揃って支持が伸びていません。最有力候補とされた穏健派のクリスティ•ニュージャージー州知事は、スキャンダルで後退しました。

こうして見ると日本だけでなく、アメリカ政界も硬直化しているのがよく分かります。クリントン家やブッシュ家に代表される既成政治家、ティーパーティなどの利益団体、行き場のない一般有権者の失望感、そして変わらない政治。日本でも今年は、藤沢市長選挙と参議院選挙が控えています。

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