藤沢市は、善行市民センターと公民館の再整備構想を明らかにしました。小田急線善行駅の西口近くにある建物は、建設から40年近くが経過し、老朽化が進んでいます。市民センターについては、隣にある今は使われていない母子生活支援施設、旧平和住宅を解体して建設する方向です。建物は地上3階建てで、今は分かれている地域包括支援センターや地区ボランティアセンターをそれぞれ1階と2階に集約するほか、多目的ホールや談話室を3階に設けます。高い稼働率を誇る体育室については、今の市民センターがある場所に作ります。
また今は市民センターから500メートル北に位置する善行保育園と乳児保育園については、市民センター西側に移します。いまは駐車場や駐輪場として使われている場所を活用します。建物は、地下1階、地上2階建てで、保育室を1階と2階に設けるほか、親子が触れ合う「つどいの広場」も、ここに集約します。保育園の定数については、付近に2つの保育園が新たに作られることもあり、今と同じ180人程度とします。新しい善行保育園は、中部地区の中心となる基幹保育所になる予定です。駐車場も完備されますが、小高い丘の上にあるため、自転車での送迎は少し大変そうです。
概算工事費は、33億円から41億円の見込みで、保育園は3年後、市民センターは4年後、そして体育室は6年後のオープンを目指します。