元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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オバマ大統領の広島訪問で感じたこと

「曇一つない朝、死が空から降ってきた。世界は一変した」。
アメリカのオバマ大統領が、現職の大統領として初めて被爆地、広島を訪れました。老若男女が、閉鎖された平和公園の外から演説を覗こうと背を伸ばします。中には被爆者の方もいます。マメつぶにしか見えない大統領の演説が終わると拍手が沸き起こりました。広島市民は、温かく、静かに、しかし耳をそば立てて大統領を迎えました。

最初の言葉で度肝を抜かれました。謝罪こそありませんでしたが、当に住民側に立った言葉でした。大統領はまた、犠牲となった韓国人やアメリカ人捕虜にも言及した上で、「犠牲者は戦争を望んでいない」と述べました。

オバマ大統領は、真珠湾攻撃を受けたハワイの出身です。しかも過去に日本軍に占領されたインドネシアで、少年期を過ごしています。今は最強の軍隊をもつ国の最高司令官。日本を訪れる直前は、アメリカが唯一敗北したベトナムを訪問しています。戦争の被害者と加害者、犠牲となる一般市民。任期切れを前にして、戦争の不条理を訴えたかったに違いありません。

久しぶりに力強い政治家の言葉を聞き、奮い立ちました。メディアの影響力も大きいものがありますが、政治家の言葉こそが人々を動かすものでなければなりません。そういう言葉を発せられる政治家になりたいです。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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