藤沢市は、鵠沼藤が谷にある神奈川県の職員住宅だった場所に新しく公園を作る方針です。この土地は、50年以上にわたり、県企業庁の職員公舎だったところで、2億9300万円で藤沢市が県から買い取ったものです。面積は、1500平方メートルで、周りは閑静な住宅地となっています。
藤沢市は、各家庭から歩いて5分程度に公園があるよう整備を進めています。今回も周辺に公園がなかったことから、整備することになりました。さきごろ建物のアスベストの調査をした結果、検出されなかったことから、12月にも2階建て、3棟の解体工事を始めたい考えです。そして、地元住民の意向に沿って、どのような公園にするか方向性を決めた上で、2019年度中の整備を目指しています。
この場所の道路を挟んだ北側にも旧公舎の建物がありましたが、こちらは、神奈川県が民間業者に売却し、住宅が建設される予定です。南北合わせれば大規模な公園の誕生も考えられましたが、地域に根差した通常の公園にする方向で落ち着きました。この付近には蓮池もあり、土地が低く、浸水も予想されるため、一定の対策も必要だと思います。
個人的には、子どものころ遊んだなじみのある地域であり、住民も土地の活用方法について心配していただけに、今回の方針は喜ばしい限りです。