藤沢駅周辺のうち南口の再整備については、来年度以降に青写真が示される予定です。わたしは、駅前広場に広がる空間こそがまちの宝だと考えています。ここをどう活かすかに全てがかかっていると思っています。
ところで広場や二階のデッキはどこの所有かご存知でしょうか。藤沢市によりますと所有者は、藤沢市、JR、小田急、そして江ノ電の4者に分かれているということです。具体的には、▲樹木がある広場など広場の南半分などは、藤沢市の土地となっています。▲南北の自由通路から広場の東半分のほとんどがJR、そして▲小田急線改札口から広場の西半分のほとんどが小田急の土地です。▲江ノ電も広場の真ん中に少し土地を持っています。
建物の二階をつないでいるデッキについては、駅側が藤沢市の所有となっていますが、ほかについては小田急デパートなど所有者が異なります。駅前の広場は、いわゆる公共スペースなので、活用の仕方や、費用の分担、維持管理などは、行政だけでなく、鉄道や商業など周辺の事業者との話し合いで決定していくことになります。
また広場内を走る道路については、タクシーをはじめ、神奈中バス、江ノ電バス、そして京急バスとの協議が必要になります。道路の使い方に関する最終的な判断は、神奈川県警察が行なうことになります。