藤沢市鵠沼石上で子どもたちへの学習支援を行なっている「きずなレッジ」のメンバーが、いわゆる子ども食堂を運営しています。
子ども食堂の開催は、ひと月に一回、第二土曜日です。グループは、学習支援を通して、家庭の事情から、きちんとした食事を取れてない子どもたちが多いことに気付き、家庭的な雰囲気でみんなで食事を取る機会を作りたいと考えるに至りました。
資金は、音楽好きのメンバーによるチャリティ音楽会で集めています。おととし夏から活動をはじめ、毎回、ボランティアを含めて、40人近くが集まります。
献立は、ボランティアが栄養面から考え、午前中に食材を買い出し、夕方に向けて、午後から料理を始めます。
この日の夕飯は、魚介類も入った野菜たっぷりの中華丼、ワンタンが入った中華スープ、そしてブロッコリーやサツマイモの蒸し野菜でした。2月生まれの子どもたちには、ケーキがついたほか、バレンタインデーを先取りして、生チョコも配られました。
リーダーの方は、ボランティアに過重な負担がかからないようにすることが、長続きの秘訣だと話します。あと、子どもたちに対して、寛容に構えることが大事だと述べました。
一緒に食事した中学生は、日ごろは自分で食事を作っているが、面倒なときはインスタント食品で済ませてしまうと話してくれました。面と向かって話しにくいことも、話しやすい雰囲気にしてくれるところも、子ども食堂の魅力だと感じました。