待機児童の解消をめざす藤沢市は、今年4月1日までの一年の間に合わせて、507人の定員拡大を見込んでいます。内訳をみますと、去年夏にオープンした「鵠沼げんきっず保育園」や「アスク辻堂保育園」のほか、新たに鵠沼や辻堂など、合わせて6つの認可保育所で450人の定員を確保します。また新たに3つの小規模保育所で57人の定員を確保します。
来年度中には、現在、仮設の園舎で運営されている「六会保育園」の再整備や、鵠沼や辻堂での新たな小規模保育所の開設、それに石川にある保育所の認可化に伴う定員の拡大で、合わせて119人の定員を確保します。
そのほか、園舎の改修が必要な「亀井野保育園」と「わかたけ保育園」については、「しぶやがはら保育園」の古い園舎と新しい園舎に移転した後の「辻堂保育園」を使う方向です。
園舎を建て替える「神明保育園」については、近くのビルを仮設の園舎として使うと共に、来年4月からはこのビルで分園を運営する計画です。
設置がしやすい小規模保育所については、原則として2歳までしか預かれないことから、課題となってきました。このため藤沢市は、市内を4区分して、なるべく近くにある認可保育所などに円滑に移れるよう、運営者同士で連携していく協定を結びました。この結果、この春については、認可保育所や幼稚園などにおよそ50人が振り分けられ、行き場のないケースはなかったとしています。
現在の小規模を含めた認可保育所は70か所で、定員は6400人余り、藤沢型の認可外保育所が21か所で、670人余りとなっています。
