藤沢市内の救急隊が、現場まで到着する平均時間は、7分だそうです。
心筋梗塞や脳卒中を起こした人が目の前にいたら、その人の命を救えるのはあなたしかいません。でもどうしたらいいか、不安な人も多いのではないでしょうか?
救命率は、心停止してから3分から4分が経過するとどんどん低下して行きます。救急隊が着くまでの一次救命措置が重要なのです。
わたしは先日、3度目の講習を受けました。内容は忘れてしまうので、自戒の意味も含めて、要点を整理しようと思います。
まず、▲意識があるか確認します。肩を叩きながら、大丈夫ですかと声をかけます。反応がなければ、そばにいる人に救急車を呼ぶことと電気ショックを与えるAED を取りに行くよう指名します。
次に▲呼吸をしてるか確認します。胸の位置の変化を見ます。動いていなければ、胸骨圧迫です。胸の真ん中あたりを手のひらを重ねて強く押します。回数は1分間に100回、それなりに早いペースです。
30回ごとに人口呼吸を行ないます。アゴ先を上に向けて押して気道を確保すると同時に鼻をつまんで、2度、口をつけて息を吹き込みます。
▲AEDが届いたら、電源を入れて、電極パッドを貼ります。心臓のリズムに異常があれば、電気ショックが必要です。一連の作業は、機械が指示してくれるので心配ありません。
消防では、本番では慌てるので、完璧でなくてよいから、ひとつでも、ふたつでもできることを確実にやってほしいと話しています。