鎌倉市が6日、大型連休で混雑する江ノ電・鎌倉駅で、住民を優先して入場させる実験を実施したので、見学に行きました。対象となるのは、江ノ電沿線に住む住民などで、期日までに1200人の方が通行するための証明書を受け取ったということです。
わたしは午前中に見学しましたが、改札口前には鎌倉市の担当者や江ノ電の駅員の方が見守っていたほか、報道各社も駆け付けていました。しかし事前の報道もあってか、午前中は、駅構外への行列はできず、期待された効果は発揮できませんでした。
江ノ電によりますとこの大型連休中、最も混雑したのは4日になるとみられ、午前中から夕方にかけて混雑し、ピーク時の午後2時ころには、行列が、西口のロータリーを超えて、市役所の手前にある交差点近くの銀行まで続いたということです。このため観光客が、鶴岡八幡宮から大仏などに向かう午後は、一定の効果があったのではないかと推察されます。
安全確保の視点から、混雑が予想される日を避けたということですが、混雑する日でなければ実験の意味が余りないという指摘も出ていました。
いずれにせよ鎌倉でも藤沢でも、一定の時間帯は、激しい混雑が生じていることが分かり、住民優先の取り組みが有効だと考えます。
鎌倉駅では、この問題に取り組んできた鎌倉市の長嶋竜弘議員にいろいろ教えていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。