大型連休にわたって、逗子市で恒例の「逗子海岸映画祭」が開かれました。この映画祭は、砂浜の海岸で大海原を背景にスクリーンを掲げ、夕方になると千人以上が集まり映画を鑑賞するイベントです。
映画だけでなく、テント小屋で区切られた一帯に、地元の飲食店をはじめ、雑貨や本などが出店しているほか、ヨガ教室が開かれました。目に留まるのは、会場内にあるメリーゴーランドで、幻想的な雰囲気を醸し出します。他にもスケートボードの施設もあり、お洒落度もかなり高いです。
映画祭は、逗子育ちのアーティストの方が立ち上げたもので、逗子市が後援しているほか、アウトドア用品などの有名企業がスポンサーとして名前を連ねています。実行委員会によりますと課題は上映作品の著作権問題で、作品の手はずに苦労するということです。
逗子市は、国内でも最も厳しい海岸の規制で知られます。万人が楽しめる静かな海岸をめざして、映画祭も自然との共生がテーマになっています。看板一つとっても細部にこだわっていて、ブランド力向上に一役買っています。
藤沢市は、映画やドラマのロケ地として成功しています。議会でも屋外での映画際開催ができないか提案しています。海岸はもちろん、芝生の公園など、自然と文化の共存は、藤沢市にとっても大事なテーマのはずです。