藤沢市の江の島は、2020年に開かれる東京オリンピック・パラリンピックのセーリング会場となります。島内には、当日、ヨットハーバーなどおよそ600艇を配置できるエリアを作るほか、南東におよそ5000人の観客を迎えるエリアを設けます。
レースのコースは、江の島の東沖に設定されます。このため漁業関係者への補償が課題です。また江の島に停泊するおよそ1千艇のヨットも移動しなければなりません。
神奈川県は、江の島にかかる大橋について、建て替えなどは行わず、いまの二車線から三車線に改める計画です。神奈川県としては、これによって、休日など江の島周辺の交通渋滞を緩和したい狙いです。島内にある駐車場に入るためのクルマの渋滞が原因だからで、江の島方向への車線を増やします。2019年度までに10億円をかけて改修を終えたい考えです。
神奈川県はまた、江の島東側にあった旧県立かながわ女性センターの場所をこの夏にも駐車場にする計画です。1万6000平方メートルに及ぶ県の土地に500台規模を収容する計画です。現在は、湘南なぎさパークや観光協会が管理する3か所の駐車場があり、700台分の駐車場があります。しかし、駐車場不足が指摘されていただけに、地元は計画を歓迎しています。