藤沢の江の島周辺は、休日の交通渋滞で知られています。車が通行する江の島大橋と人が通行する江の島弁天橋は、神奈川県の砂防海岸課と道路管理課の所轄となっています。神奈川県は、去年の大型連休中および、夏季の交通渋滞について調査を実施しています。
このうち大型連休中ですが、日中の3日間にわたって、国道134号線との交差点から、江の島内にかけて調査を行ないました。調査結果によりますと交差点の交通量は、およそ2万6000台で、平日と変わりませんでした。このうち江の島に向かう交通量は、およそ6000台で、平日の3割り増加となりました。
5月3日の渋滞の列は、交差点から大橋を渡って、島内の駐車場まで750メートル以上、続きました。渋滞は朝から夕方まで続き、とくに正午前は、茅ヶ崎と鎌倉方面にそれぞれ200メートル余り混雑しました。
ここで素朴な疑問が出てきます。江の島自体は、車で観光するところではなく、車で島に渡る必要は余りないのです。そういう意味では、むしろ混雑期は、住民や業者など一部を除いて交通を規制した上で、シャトルバスを運行した方が賢明ではないかと思っています。