台風の接近を想定した藤沢市の水防訓練が石川の消防防災訓練センターで行われ、災害現場の情報収集に初めてドローン・無人機が活用されました。
ドローンの担当は、建設業協会で、4機が使用されました。一機当たりの重さは1キロ余り、バッテリーで動き、カメラが内蔵されています。最大で25分間、5キロ前後飛行できるということです。航空法の改正でドローンは、空港の周辺や人口密集地域の上空、それに高度150メートル以上を飛行するときは許可が必要です。
操縦士が地上からドローンを操作すると高さ70メートルを超えて静止しました。そして災害対策の現地本部にあるモニター画面に災害現場の映像が送られました。ドローンはこのように、二次災害の恐れがある現場でも被害の状況が把握できることから、熊本地震でも活躍しています。
静岡県の焼津市では、専門部隊が設置され、課題である操縦士の育成にも取り組んでいます。その一方、藤沢市でも、工事現場で使っていたドローンがクレーンに衝突して落下し、作業員がけがをするなど、安全管理の徹底が求められています。