藤沢市の片瀬東浜海水浴場で、海開きの式典が行われ、本格的な夏の到来となりました。去年の観光客数は、4年ぶりに海水浴客が増えたこともあり、前の年より31万人多い、1864万人となっています。
今年の注目は、海岸の美化活動に取り組んでいる東京のNPO法人「海さくら」と日本財団の協力で、建物に釘を一本も使わない海の家が、登場したことです。
この建物は、間伐材を使って作られていて、釘の代わりに合板をくさび形に組み合わせて、接合しています。建物自体は、奥行きが10メートルあるアーチ型で、ライフセイバーらの待機場所として利用されます。
7年前に行われた調査によりますと湘南海岸で、合わせて1万9000本の釘が回収されたということです。「海さくら」では、子どもたちが、安心して砂浜で遊び回れる環境づくりに努めていきたいと話しています。