藤沢市の藤沢プラザ南館のビルが解体され、19階建てのマンションが建設される計画です。業者側の調べで建物の一部にアスベストが含まれていることが判り、業者は、法律に沿って、除去作業に入っています。
アスベストは、飛散のしやすさに基づいて三段階のレベルに分かれています。▲レベル1は、建物の梁や天井などに吹き付けられたもので、除去する際、大量に飛散する恐れがあります。▲レベル2は、配管や蒸気を作るボイラーなどに使われるもので、除去の際、飛散の恐れがあります。▲レベル3は、割れにくい建材に使用されていて、飛散の恐れは比較的低いとされています。レベル1と2の場合、基本的に労基署と自治体に届け出を行なう義務があります。
今回、南館の建物の1階にあるポンプ室などでレベル2に当たるアスベストが見つかったということです。場所は配管の曲がったところや、ダクトの接続部分です。配管については、問題のある部分をビニールシートで巻いた上で、周りの問題のない部分を切断し、取り出します。そして二重の袋に入れて密閉します。ダクトについても、問題がある部分の外側で切断して、取り出し、二重の袋で密閉します。
このほか、1階のエレベーターホールやトイレなどの天井でレベル3のアスベストが見つかったということです。