藤沢駅北口にあるデパート、さいか屋藤沢店がインタビューに応じていただきました。藤沢店は、神奈川県を地盤とするさいか屋全体の売り上げの半分を占める稼ぎ頭です。
しかし昨年度の売り上げは、前の年度より、9%減少しています。柱の衣料品を中心に落ち込んでいます。
藤沢店では、まず来店者数を増やすことをめざしています。そのため、6階と7階に初めてテナントとして、家具を取り扱う人気の「ニトリ」を誘致しました。このほか、高級スーパー「成城石井」や、アウトドア用品「好日山荘」などが売り場を構えています。
また物産展などを行う催事場を充実させたほか、地下の食品売り場も刷新しました。堅調な食料品と「ニトリ」で、顧客を惹きつけ、上に下に店内全体を見てもらおうという戦略です。
ただ駅からつながる2階の売り場については、最新のファッションは、なかなか外せないとしています。比較的若い女性を対象とした婦人服が中心です。また富裕層向けの宝飾・時計も欠かせないとしています。
藤沢駅周辺の再整備については、駅方面から2階へのアクセスの改善を課題に挙げています。さいか屋藤沢店には改めて感謝いたします。