藤沢市教育委員会によりますと中学校給食の食べ残しの割合、残食率は7.5%だということです。食べ残しについては、大磯町で割合が高く、問題となっています。藤沢市では、栄養士の指導の下、食事の内容を改善していることなどから神奈川県全体の平均より、残食率は低くなっています。
中学校の給食について、藤沢市では業者が作った弁当を届ける「デリバリー方式」を採用しています。牛乳を入れた一食分、300円で、希望者が事前に予約します。給食を利用する昨年度の喫食率は、30.1%で、ほぼ横ばい状態が続いています。
中学校給食は、3年前に始まり、現在、北部を中心に9つの学校で実施されています。この秋からは、長後、秋葉台、そして滝の沢中学校でも始まる予定です。教育委員会では、残りの7校についても早期の実施を目指すとしています。給食をめぐっては、共働きの家庭も多く、栄養面からも小学校と同じように一律の給食実施を求める声もあります。ただ学校に調理施設を設けるのは、巨額の費用がかかるため、現実的でなく、選択が可能な現在の方式は合理的だと言えます。