藤沢市本鵠沼にある「ぽてんこ児童クラブ」が、都市計画道路の整備のため、建物自体をすぐ近くに移設することになりました。この道路は、「鵠沼奥田線」と呼ばれ、東は鵠沼橘から西は本鵠沼を結ぶ1キロ余りです。用地の買収は35%で、真ん中の住宅街で余り進んでいません。
「ぽてんこ」の土地と建物の所有者が、土地を手放すことになったことから、道路を避けるような形で、建物を「ひきや」の手法ですぐ南側に移します。
児童クラブには、49人の子どもが通っていますが、小学校1年生16人は、すぐ隣にある「ひだまり」に、残りの33人は、鵠沼小学校近くにある「第2ぽてんこ」を利用してもらいます。工事は、来月中旬から、来年3月中旬の4か月間です。その間、「ひだまり」は、70人を超える子どもが在籍することになりますが、一定の広さもあるので、対応できるとしています。
都市計画道路の実現性については、さらなる議論が必要だと思います。「鵠沼奥田線」全体の完成さえ、まだ見えません。
ただ藤沢市としては、児童クラブの西側まで用地買収が進んでいることから、せめて幅が6メートルの暫定的な道路を東側にある道路とつなげることで、児童クラブなどの利用者の利便性を高めたいとしています。