藤沢市での交通事故を減らすため、市民を挙げて交通安全への意識を高めようという大会が市民会館で開かれました。
警察によりますと今年に入って9月までの市内で起きた事故件数は、1108件で、前の年の同じ時期より202件増えています。また死亡した人数は6人で、4人増えています。お年寄りの増加に伴って、事故件数が増えているほか、自転車が関わる事故が急増しているのが特徴です。
自転車の悪質な運転は全国的にも問題となっていて、加害者への多額の損害賠償を命じる判決が相次いでいます。このため、各地で自転車を乗る人に対して、保険への加入を義務付ける条例が施行されていて、先月からは名古屋市でも導入されています。
自転車のマナーの悪さについては、よくお声を耳にします。特に最近は、イヤホンを付けたままの運転が目立っています。法律では大音量での音楽やイヤホンの使用は禁止されています。それなら小さい音や片耳ならいいのかということになりますが、安全運転に必要な音や声が聞こえない状態は違反だということです。わたし自身も自転車を愛好するので、自戒すると共に安全講習の受講義務化など対策の強化が必要なのではないかと考えています。