アメリカのハワイで、北朝鮮からハワイに向けてミサイルが発射された際、避難を呼びかける警報が、誤って住民や観光客にだされ、一時パニックになりました。州知事は、今回の過ちから学ぶと共にいかなる脅威や災害への備えを怠らないと述べました。
誤りが知らされるまでの38分の間に、人々がどういう避難行動を取ったのか、危機管理を担う一人として、注目しています。
実際、東日本大震災でも、地震が発生してすぐに津波からの避難を始めた割合は、6割に満たなかったという調査結果があります。防寒のため、上着を取りに戻ったり、家の片付けをしてから逃げた方、そして余震の恐怖で動けなかった方もいるなど想定外の出来事が相次いだそうです。
日本でも、新潟県三条市でJRの電車が、大雪で半日以上、動けなくなり、多くの乗客がそのまま車内で待たされました。代替の交通手段がない中、どのような対応が最善だったのか検証することは、危機管理上、非常に重要な事だと思います。