藤沢市議会は、新年度予算を賛成多数で可決しました。一般会計の総額は、1385億5300万円となりました。市役所の新庁舎の建設が終わったことから、前の年度より9%減っています。
歳入をみますと市税が57%を占めています。住民税と固定資産税が柱です。市税収入自体は、やや減少しています。借金に当たる市債は、56億円となり、前の年度の3分の1に減っています。ただ普通会計での市債残高は、795億円余りとなっています。
歳出を見ますと▲4割を占める民生費が、600億円となっています。地域の困りごとの解決に携わるコミュニティ・ソーシャル・ワーカーを3人増やして8人にするほか、「地域の縁側」を7か所増やして40か所にします。▲衛生費では、受診率の低い乳がんの検診を促すため、マンモグラフィ用の検診車による検診回数を増やします。
▲教育費では、小学校へのパソコン配備を進めるほか、村岡小学校などの空調設備、湘洋中学校などでのトイレ改修に取り組みます。▲土木費では、藤沢駅北口の再整備工事を継続するほか、片瀬江ノ島駅の駅前広場整備に向けた基本設計を行ないます。整備に向けた方向性を6月に決めたい考えです。
一方、特別会計では、介護保険事業が、273億円となっています。今回は、保険料の改定に当たりますが、藤沢市は、月額4700円に据え置きます。運営基金を取り崩して対応します。