藤沢市は、簡易裁判所近くの道路にかかる大道歩道橋を撤去します。
朝日町にある大道歩道橋は、ちょうど50年前に作られたもので、通学路となっている大道小学校の児童を中心に多くの子どもたちを交通事故から守ってきました。
しかし歩道橋の老朽化が激しく、すぐそばには、信号機付きの横断歩道が、二カ所あることから、役割は果たした格好となりました。
特に東側にある交差点にある信号機は、歩車分離式と呼ばれます。車と歩行者が交わるのを防ぐよう、二つの方向にそれぞれ車が行き交う時間のほかに、歩行者だけが横断する時間を設ける方式です。
運転手や歩行者としては、通常、赤信号を一回分待てばいいところ、二回分待たなければなりません。 交通事故の減少につながる反面、近くの信号機も同じ歩車分離式にしないと渋滞になりやすいという指摘もあります。
大道歩道橋はなくなりますが、藤沢市が管理する歩道橋は二桁に上ります。バリアフリーが求められる時代、歩道橋は、ちょっとした化石のような存在です。ただ階段を上りきった後、道路を見渡す快感は、何だか居心地がいいものがあります。