藤沢市は、境川にかかる新屋敷(あらやしき)橋の耐震化工事に取り掛かります。
新屋敷橋は、鵠沼と片瀬を結ぶ橋で、国道を走る境川橋のすぐ北側に位置します。長さは52メートル、幅は16メートルあり、片瀬山の表通りである坂道につながっていることから、住民に欠かせない橋となっています。
しかし共用開始から51年が経ち、一段の耐震化が必要となっています。工事は2年にまたがる予定です。まず真ん中にある橋脚の強度を高めるため、コンクリートで補強します。次に川岸で、橋そのものを支えている橋台に衝撃をやわらげるシステムを導入します。
橋の工事は、雨が多い夏場は避けなければならないため、11月以降の着手開始になります。工事期間中は、交通規制が敷かれる見通しです。藤沢市は、管理する46の橋の耐震化を急いでいて、半分以上の工事が済んでいます。
子どもの頃から、この橋を渡って、何度も片瀬山の坂道を上り下りしたか分かりません。新屋敷橋について知る機会となりました。