日大アメリカンフットボール部の反則行為をきっかけに学生スポーツのあり方が問われています。
愛するフットボールという競技が、このような形で社会の注目を浴びるのは、悲しい限りですが、貴重な教訓がたくさん含まれていると思います。
中学校の部活動は、担当する教師の長時間労働ばかりが、取り沙汰されていますが、スポーツとしての部活動のあり方も考えるべき時だと思います。もちろんいまの部活動は、昔と比べて、精神論を重んじる体質は改善されていると聞きます。しかし長時間に渡る練習に代表されるように改善の余地があります。
現場にお聞きすると、教師の一部に部活動を強くすることに熱心で、それを拠り所に教育界での発言力を高める例も見られるそうです。とくに学校の部活動単位で、試合に参加する大会がある限り、根本的な解決は難しいという指摘も耳にします。
また保護者の方でも、試合での結果を重視したり、非行防止を目的に依存する例も少なくありません。さらに部活動を辞めると内申書に影響する上、脱落者の烙印をつけられるという声もあり、問題の根深さを感じます。