藤沢市教育委員会の調べで、藤沢市の14の公立小学校でまだエアコンが整備されていないことが判り、この冬から来年度にかけて、順次整備していく予定だということを以前、お伝えしました。
これに対して、保護者の方から様々なご意見を頂きました。いずれも授業中に熱中症になって早退したり、ぎりぎりの状態で授業を受けているという内容で、こうした実態を踏まえて、すぐにでもエアコンを整備してほしいと訴えるものでした。同時になぜエアコン整備にこれほどのお金がかかるのかという疑問も出ています。
教育委員会によりますと通常、一つの校舎当たり、およそ1億円かかるそうです。もっとも厄介なのが変電施設です。変電施設も更新が必要なので、大抵変えることになります。この費用が半分近く占めるそうです。そしてエアコンには室内機だけでなく、室外機がありますが、この室外機を一か所にまとめると、どうしても配線や配管が長くなってしまい、余計に工事が必要となります。この結果、業務用のエアコン自体は一つ当たり、およそ200万円ですが、一つの教室当たりにかかる額は倍に膨らんでしまうということです。
このように予算が必要となりますが、子どもたちの健康や生命に代えられません。わたしもエアコン整備の前倒しを強く要望しています。