藤沢市は、土砂災害警戒区域に位置する公共施設について、対策工事が必要か洗い出しています。対象は、公園や緑地が19か所、その他、学校などが31か所です。専門家による調査の結果、今のところ、大庭城址公園や片瀬山5丁目緑地、川名緑地など6か所、そして やすらぎ荘など3か所について、優先的に対策工事を進めています。
公園や緑地については、12か所について専門的な調査を予定しています。
一方で、学校などの施設については、高倉、藤ケ岡、そして片瀬中学校は、専門的な調査の結果、法面は安定しているなどとして、経過を観察していくとしています。その他、合わせて25か所は、現地調査や専門的な調査によって、対策は不要
などとなっています。
藤沢市はまた、土砂災害警戒区域にある民間施設については、注意喚起していくとしています。急傾斜地崩壊危険区域については、県が対策工事を行なう場合があります。
工事費は、数億円かかるので、住宅などについて、安全な場所に移動すれば補助するなど抜本的な対策も考えていく時期にきていると思います。